
最近、アニメやゲーム、マンガで、誰もが知ってる歴史上の人物が、思わず「推し!」てしまいたくなるような魅力的なキャラクターになって登場すること、増えてませんか?✨ 凛々しい武将が超絶イケメンになっていたり、知的な姫君がキュートな魔法少女になっていたり…。「え、あの人がこんなに!?」なんて驚きながらも、ついつい夢中になっちゃう。
これって、難しいと思われがちな歴史を、もっと身近に、もっと楽しく感じさせてくれる魔法なのかも!
なんで歴史キャラが人気なの?
昔から、物語や浮世絵なんかで歴史上の人物は描かれてきたけど、今の時代は特に、アニメやゲーム、マンガがその主役。手塚治虫さんの『鉄腕アトム』みたいに、キャラクターが色々なメディアで活躍する「メディアミックス」も当たり前になりましたよね。
それに、私たち日本人は、普段から「キャラ」っていう言葉をよく使うじゃないですか? ちょっとおっちょこちょいな「いじられキャラ」とか、クールな「ツンデレキャラ」みたいに。コミュニケーションをスムーズにするために、人の一部分を分かりやすく捉える感覚が、もしかしたら歴史上の人物をキャラクターとして受け入れやすくしているのかもしれませんね。
歴史キャラのここがスゴイ!
- 歴史がグッと身近になる! 「歴史って苦手…」「年号覚えるのムリ!」って思ってた人も、好きなキャラクターがきっかけで、「この人が生きた時代ってどんな感じだったんだろう?」って興味が湧いてくること、ありますよね。まるで友達みたいに親近感が持てると、難しい話もスッと頭に入ってきたり。学習マンガなんかも、昔から歴史を楽しく学ぶ手助けをしてくれています。
- 記憶に残る! イケメン武将の活躍や、可愛いキャラクターのストーリーに夢中になっているうちに、自然とその人物の名前や出来事を覚えちゃった!なんて経験、ありませんか?感情が動くと、記憶にも残りやすいんですって。
- リアルな場所にGO!「聖地巡礼」がアツい! 大人気ゲーム『刀剣乱舞』みたいに、キャラクターの元になった刀剣を見るために博物館に行列ができたり、作品の舞台になったお城や史跡を訪ねる「聖地巡礼」がブームになったり! キャラクターへの愛が、本物の歴史や文化に触れるきっかけになって、地域活性化にも繋がってるなんて、なんだかスゴイですよね!
でも、ちょっと待って! 気になることも…
魅力的な歴史キャラクターたちだけど、一方で「これってアリなの?」って声も。
- 「ホントの姿」と違いすぎない? 物語を面白くするために、実際の人物像とはかけ離れた設定になっていたり、すごく単純化されちゃったりすることも。「クールで完璧!」って思ってたキャラが、実はすごく人間味あふれる悩み多き人だった…なんて知ったら、ちょっとビックリしちゃうかも? フィクションだって分かっていても、いつの間にかキャラクターのイメージが「史実」みたいに思い込んじゃう危険性もあるんです。
- 誰かに偏ってない? キャラクターになるのって、有名な武将や男性が多いような…。それに、描かれ方も、昔ながらの「男らしさ」「女らしさ」にとらわれている部分もあるかもしれません。色々な立場の人がいたはずなのに、偏ったイメージが広まっちゃうのは、ちょっと残念ですよね。
どこまでがOK? 難しいバランス
作り手の人たちも、この「歴史のリアルさ」と「創作の面白さ」のバランスには、すごく悩んでいるみたい。歴史に敬意を払いながら新しい解釈を見せたい!という人もいれば、『戦国BASARA』みたいに、思いっきり振り切ってエンタメ性を追求する!という人もいます。
ファンである私たちも、その解釈を楽しんだり、逆に「これは違うんじゃない?」って議論したり。作品をきっかけに、「じゃあ本当はどうだったの?」って自分で調べ始める人もたくさんいるんです!
歴史キャラと、どう付き合う?
歴史上の人物のキャラクター化は、カタイ歴史の世界への扉を開けてくれる、とっても素敵なきっかけ。キャラクターにドキドキしたり、物語に感動したりする気持ちは、大切にしたいですよね。
ただ、そのキラキラした姿の向こう側には、もっと複雑で、もっと奥深い、生身の人間のドラマがあったのかも…って、ほんの少し想像してみるのも面白いかもしれません。
キャラクターはあくまで「入口」。そこから一歩踏み出して、本物の歴史に触れてみたら、もっとワクワクする発見があるかも!エンタメも学びも、両方楽しんじゃいましょう♪
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